犬猫 冬 尿路疾患や関節疾患持ちの子は腎を温めて体の保温を!

年末のこの時期になるといつも本当に冷え込みますよね。

ワンちゃんは散歩に行きたがらないし、

ネコちゃんはコタツで丸くなる。

本当に動きたがらないですよね。

人間だと服を着込んだり、お風呂に入ったりできるのですが、ワンちゃん、ネコちゃんは服やお風呂が嫌いと言う子も少なくはありません。

近藤
そんな子は腎臓を温めてあげて欲しいのです。

なぜ腎臓なのか?

東洋医学では、冬に腎臓が弱まると言われています。腎臓が弱ると、腎臓病や膀胱炎など泌尿器の疾患にかかりやすくなります。

また腎臓と深い関わりを持つ骨、関節にもその影響は出てしまうので冬には関節疾患もとても多い。

ここで言う腎臓が弱るというのは血液検査でどうとかではなく、体全体で見たときにその部分が弱くなりますよということなのです。(西洋医学の考えからは逸脱しているので少し理解されにくいかもしれませんが・・・。)

腎臓の場所

図でいうとこの黒いで囲った部分です。ピンポイントでココ!と覚えなくてもなんとなくのイメージで結構です。

マッサージ

こんな感じで筋肉全体とその奥にある腎臓に触れるようなイメージでしていただければと思います。筋肉がほぐれることで血流が増し、腰、腎臓が温まります

腎が弱っていたりするとこの辺りを嫌がる子もいるので無理をせずに最初は優しめにするところから始めてあげてください。

嫌がらなくても、頭に比べて腰のあたりが冷たかったり、前肢よりも後肢の方が冷たい場合は腎が弱っている可能性がありますのでマッサージは効果的です。

保温

マッサージの他にあずきパックなどを使って腎周りを保温してあげるのも効果的です。人間用のアイマスクが形や大きさ的にはいいかもしれませんね。

どれくらい保温すればいいの?

回数

できれば朝晩2回してあげてください。どうしてもという場合は、1日の中で腎臓が弱りやすい夜の1回だけでも結構です。

もちろん本人が気持ち良さそうであれば、何回して頂いても結構です。

時間

だいたい一回につき5〜10分くらいです。目安ですので、本人が気持ちよさそうであればもう少し続けてあげても構いません。

まとめ

今日は東洋医学を含めたお話になりました。数値化されたり、すぐに結果のでる西洋医学に比べると「??」と感じられる飼い主様も少なくないとは思います。

ただ、これについては私自身も効果を実感している方法なのでよければぜひお試しいただければと思います。

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