たかが姿勢?されど姿勢!!姿勢が変われば性格も変わる!?

ご好評いただいております「犬の整体」で最近こんな声が多く寄せられています。

飼い主
とても怖がりだった我が家の犬が整体に通うようになってから散歩や来客などの際に色々と楽しむ余裕が出てきました。
飼い主
人も犬も興味なしでしたが、最近はすごく積極的に寄って行くようになりました。
飼い主
今までは感情表現の乏しい子だなと思っていたのですが整体に通い始めて喜んだり笑ったりする事がすごく多くなりました。

これらの声が相次ぐのは決して偶然ではなく整体で姿勢が改善したことによる効果だと思われます。

獣医師
整体で姿勢がよくなることはなんとなくわかるけど、怖がりが改善したり、性格が変わったりというのは一体どういうことでしょう?
近藤
もっともな質問ですね。では詳しく説明していきたいと思います。

目次

姿勢とは?

そもそも「姿勢」って言葉を聞いて皆さんは一体何を想像しますか?

飼い主
え〜っと、「姿勢」は見た目の格好のこと?
いい姿勢は背筋がピンと伸びていて自信満々といった感じで、悪い姿勢は猫背で頭も前にもたれ掛かっていてなんだか気分が悪そうな感じ!
近藤
そうですね!そんな感じですよね☆

猫背、前傾姿勢などの他にイメージされるとすれば、O脚、X脚、ストレートネック、反り腰などでしょうか?

多くの方が「姿勢」という言葉からは、これら見た目だけを想像すると思います。姿勢が良い→モデルさんのようにスタイリッシュというイメージですよね。

でも・・・

「姿勢」というのは「見た目」だけをいうのではない

少しだけ話はそれて膨らみますが・・・

ここで少し深く「姿勢」というものについてお話して行きたいと思います。

現時点では、「良い姿勢」というものに統一された定義は存在しません。しかし一応人の方では、このようなことが「姿勢」を判断する基準となっています。

「良姿勢」と「不良姿勢」の判断基準 中村隆一:基礎運動学

❶ 力学的視点(重心線と支持基底面との関係など)
❷ 生理学的視点(疲労しにくいなど)
❸ 心理学的視点(心の安定性など)
❹ 作業能率的視点(作業能率が良いなど)
❺ 美学的視点(美的に見て美しいなど)

いかがでしょうか?

多くの方は❺美学的視点以外に判断基準があったことに驚かれたのではないでしょうか?

もちろんこれが正解というわけではありませんが、一応「姿勢」というのは見た目以外にも重心・負荷などの他、作業能率・心理学的視点も含めて考えられているものなのです。

獣医師
姿勢の判断基準ってこんなにあるんですね。中でも一番驚いたのは❸ 心理学的視点。。。心で姿勢を判断するのですね?
近藤
驚きですよね!でも先生、「姿勢」ってこんな使い方しませんか??
例)
・最後まで諦めない姿勢が大切
・そんな姿勢では助かる命も助けられないよ
獣医師
あ〜!使います!
「姿勢」ウィキペディア(Wikipedia)

姿勢(しせい)とは、重力に対して、バランスを取っている時の体の姿である。

見た目の格好、立ち姿等の目に見える姿形をさすだけではなく、その人の心構え、気持ち、気構えや決意をこの言葉で代用する事がある(例:「姿勢が問われる」「どのような姿勢で臨んだのだろうか」等)。

ウィキペディア(Wikipedia)にもこのように書かれている事から姿勢」というのは見た目だけに止まらず、その個体の「心」と言うものと深く関わっていると言えます。

近藤
ここを掘り下げていけば、「整体に通うことで性格が変わる理由」にもたどり着けそうですよね!

「姿勢」と「心」の関係

例えば、

上を向いていれば楽しい事が頭に浮かんできますし、下を向いていると気分が沈んでいきます。

胸を張っていれば気持ちは明るくなりますし、猫背でいれば心は暗くなっていきます。

両手を広げて上に挙げれば心は解放的になりますし、この状況ではネガティブな事は考えにくくなります。

飼い主
そんなバカな!?

と思われた方は試しに5分くらいこんな姿勢になってみてください。笑

きっと心が徐々に解放的になったり、モヤモヤしていた事や悩み事が考えられなくなったり、「何やってるんだろう?」と笑顔が出てくるはずですよ!

近藤
笑顔になればそれは感情が変わったという事ですよね!

ヒンドゥー教の経典から学ぶ

有名なので聞いたことのある方も多いかとは思いますが、ヒンドゥー教にこのような経典があると言います。

心が変われば運命が変わる

心が変われば  態度が変わる
態度が変われば 行動が変わる
行動が変われば 習慣が変わる
習慣が変われば 人格が変わる
人格が変われば 運命が変わる

この最初の

「心が変われば 態度が変わる」

の前に先ほどの「姿勢と心が関係している」という話(姿勢が変われば 心が変わる)を繋げれば、

心が変われば運命が変わる

姿勢が変われば 心が変わる
心が変われば  態度が変わる
態度が変われば 行動が変わる
行動が変われば 習慣が変わる
習慣が変われば 人格が変わる
人格が変われば 運命が変わる

となりますよね。

姿勢→心→態度→行動→習慣→人格(犬格)

少し強引ですが、整体で性格が明るくなったと言われるのはこの流れが関係しているのではないかと考えております。

引っ込み思案だった推定17歳のミッキーくん(チワワ)のお話

ミッキー君は、腎不全や前立腺肥大などの内臓疾患の治療で整体に通ってくださいました。
このミッキー君、飼い主様曰く、性格は怖がりさんで施術初日もとても緊張していました。

施術前

ミッキー君の姿勢はこんな感じでした。

・首が硬く頭が持ち上がらない
・股関節が硬く後肢が前方に位置している
お尻の位置が低い
猫背

うつむいているように見え、写真からでもどことなく自信も持てず何かを怖がったり怯えるようなイメージが伝わってきます。

ミッキー君には頑張ってもらい、首・股関節を中心に不調箇所を整えさせていただきました。すると・・・

施術後(同日)

こんな風に変わりました。(施術中は脱衣するのでそのまま撮影となってしまってますm(__)m)

・首が柔らかくなり頭が高く持ち上がるようになった
・股関節の可動域が広がり後肢を後方に置けるようになった
お尻の位置が高くなった
背筋も伸びた

ミッキー君の変化は人で言うと

この変化は人でいうと冒頭で使わせていただいたこの写真に近いものです。

猫背の方から受けるイメージは人でもワンちゃんでも同様ですね。

ミッキー君は回を重ねるごとに、体調が良くなるのはもちろん、性格が明るくなり散歩も楽しめるようになったり、人に挨拶をするようになったり、家でも活動的になってくれたようです。

きっと、

姿勢が変わって 心が変わり
心が変わって  態度が変わり
態度が変わって 行動が変わり
行動が変わって 習慣が変わり
習慣が変わって 犬格が変わった

のではないかと思います(^^)もしかしたらこれから先の運命も変わっていくかもしれませんね。今では飼い主様も目に見える変化が嬉しくて遠方からですが頻繁に通ってくださっています。

性格へのアプローチとしても整体は効果あり!?

お家のワンちゃんが「怖がりさん」「無関心さん」で悩まれている飼い主様はとても多いと感じています。

「怖がりさん」の多くは尻尾を巻く事が多く、お尻の位置は低く猫背です。

「無関心さん」の多くは首の動きが悪く、頭が下に落ちています。

性格であれば、もちろんいい悪いを言うつもりはありません。でもそれが姿勢から来るもので、もし本人が苦しんでいるのであればアプローチの一つに整体を考えてみてもいいかもしれませんね(^^)

この記事を見て

飼い主
犬の幼稚園や学校には色々通ったけど、この子は根っからの怖がりみたいで改善しなかった。。。
飼い主
おもちゃで遊ばないし、ご飯の時も、私が帰ってきてもあまり喜んでくれないし、これがこの子の本当の姿なのだろうか。。。

などのお悩みを抱えられている飼い主様が、「整体で姿勢から性格を変えてみる」という新しい選択肢を持ち解決の可能性を見出すことを心から願います。

ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)

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