プロフィール

ご挨拶

初めまして、近藤嘉宣と申します。
ブログへの訪問ありがとうございます!
ここでは私の簡単な自己紹介と経歴、このブログの目的をお話したいと思います。

自己紹介

生年月 1984年7月
血液型 A型
出身地 大阪府豊中市
出身大学 日本獣医生命科学大学
現在の住所 大阪府大阪市
家族構成 私と猫と犬の3人暮らし
マリア(ノルウェージャンフォレストキャット)
クロエ(チワワ×トイプードル)

経歴

動物病院勤務時代

東京の日本獣医生命科学大学を卒業後、地元大阪でCT・MRIをはじめ多くの先端医療機器が揃う大グループ病院に就職しました。

診察数は膨大で、珍しい病気や複雑な病気で悩み苦しむ飼い主様・動物達も多く来院されていました。当然獣医師に求められる水準も大変高いものでした。

病院に来る飼い主様・動物達の為、一日でも早く何でも出来る獣医師になりたい!と休日出社は当然の事、食事や睡眠も削って勉強に明け暮れる日々を送っていました。

3年目からは副院長として得意の心臓病を中心に、他の分野も幅広くセカンドオピニオン、他院からの紹介・転院症例を担当、後輩の教育やクレーム対応も受け持つ立場になりました。

5年間で担当した延べ1万件以上の診察を通して知識や技術も増え、多くの飼い主様・動物達の悩み苦しみを解消することが出来るようにはなりました。それでも私にはずっと気になっていたことがあったのです。

勤務医時代の気掛かり

飼い主
近藤先生の家の動物達は、病気になっても飼い主が獣医さんだから幸せですね。
飼い主
近藤先生は獣医さんだから家の動物達の事、何でもわかって安心ですね。

とよく言われていました。これについては「うんうん」とうなずかれる飼い主様も多いでしょう。これって

飼い主様+病院の獣医師<飼い主であり獣医師である私
飼い主様+病院の獣医師+〇〇=飼い主であり獣医師である私

と言う事なんですよね。どんなに病院の獣医師が医療の知識技術を提供しても、それだけでは足りないもの(〇〇)があるって事なんです。ここがずっと引っかかっていました。

もしも、この〇〇が提供できたら飼い主様は今よりもっと楽になる。そして動物達もそんな飼い主様を見てもっと幸せになる。でも〇〇の正体がわからない。

ずっとこんなことを考えていた私は、ついに行動に出ました。

〇〇を求めてアンケート

知り合いや街で飼い主様100人を対象としたアンケート実施しました。普段はインドアですが意外と行動的なのです。

近藤
動物病院があることで100%安心できていますか?

8割以上が「いいえ」でした。

近藤
その理由はなんですか?

一番多かったのは

飼い主
ついつい遠慮したり気後れしたりで思っていることが言えない。

でした。例えばこんな時。。。

あなたの愛猫がある日ご飯を食べなくなり病院へ連れて行きました。

飼い主
何か大きな病気なのかな。
前に飼っていた愛猫が気付いた時には末期の癌で、「もっと早く病院へ言っていれば!」と辛い思いをした時の記憶が蘇ります。でも先生は、バタバタしていてとても忙しそう。特に検査をすることもなく
獣医師
「点滴をします。今日はこれで様子をみてください。」
と仰います。
飼い主
・・・。

勇気を出して

飼い主
すいません、それだととても不安です。点滴だけで本当に大丈夫でしょうか?しっかり検査してもらえませんか?

この一言が、言えない飼い主様が多かったのです。獣医師は希望を伝えればしっかり検査してくれるかもしれない、あるいはもしかしたら検査をしなくてもいい根拠を持っているのかもしれない。

でも

飼い主
忙しそうだし、面倒に思われたり嫌われたらどうしよう・・・。

と気後れしてしまうのです。本当は我が子の体調不良だけで大変苦しい思いをされているのに、そこからさらに獣医師に気を遣って大きなストレスを貯めていくのです。

いただいた回答は実に様々なものでした。でもまとめるとしたらそれは病院という場所で生じる獣医師と飼い主様の距離の遠さから来るものばかりでした。

この飼い主様は、家に帰って家族や友人に不安な思いをぶつけます。

飼い主
検査しなかったんだけど大丈夫かなぁ。

またインターネットで病気や症状のことを調べます。

飼い主
何か安心できる情報はないかなぁ。私にできることはないかな。

この時の行動こそが本音なのです。

本音
思っていることを聞いて欲しいし伝えたい。
また現状をしっかり説明して欲しいしこれから先どうなっていくのかも知っておきたい。

ただ悲しいことに本音をぶつけられる存在(家族や友人)は、多くの場合医療のプロではありませんから不安や悩みが消えることはありません

その証拠に

近藤
どうすれば解決すると思いますか?

という質問に対してほぼ全ての飼い主様が選んだ回答選択肢は、ただ一つ

飼い主
家族や友人などとても親しい存在に獣医師がいれば解決する。

でした。

Family-vetを立ち上げる

病院の獣医師の他に、もっと飼い主様の近い場所に獣医師が必要
という考えに辿り着き現在の活動を開始することを決めました。

最初は医療相談として飼い主様の悩みを聞きアドバイスをすると言った仕事から始め、多くの相談をいただきました。そのうちに

飼い主
薬は使いたくない。
飼い主
病院にはできる限り行きたくない。
飼い主
家でできるケアなどがあれば知りたい。
飼い主
この子がどんな治療を望んでいるのか知りたい。

このような声が多く寄せられるようになったのです。

病院時代の知識だけでは限界があると感じ、こうした要望に応えるべく新しいスキルを身につけることを始めました。

Family-vetの拡大

これらの期待に応える為、東洋医学代替医療の勉強、マニピュレーションの実施や自宅ケアなど病院の方針以外で治療に繋げる方法、さらには動物の声を聞くというアニマルコミュニケーションといった技術を身につけていきました。

様々な範囲の勉強をしていく中で、今までは治せなかった動物達が治るようになっていったのです。嬉しいと同時に、

近藤
今現在の日本の動物医療がとても狭い範囲でしか治療の選択肢を提供できていないのではないか。
と考えるようになったのです。

人医療と動物医療の差

上記の東洋医学やマニピュレーションなどは動物医療ではまだまだ珍しく、勉強の参考にしたのは全て人医療からの応用でした。

また動物の声=患者本人の声を聞くというのは、人では当たり前のことなのに動物医療ではそれができなくて当たり前とされています。

近藤
動物がペットではなく家族同然に考えられるようになってきている昨今、医療も形を変えて進化していく必要がある。
と強く感じるようになりました。

今後のビジョン 当ブログの目的

現在、動物医療をもっと人医療のクオリティに近付けていく必要があると思っています。

飼い主様や動物達の不安や不満の中には、選択肢の狭さからくるものも多くあり、選択肢が広がればその分自由度が上がり望む結果へと繋がる確率をあげることが出来るからです。

近藤
病院だけでは、満足・納得・安心できない飼い主様と動物達のために、これからは学んだ知識をもっと大々的に発信して多くの命を救っていきたい。

その為にこのブログを立ち上げることに決めました。

同じ思いを持つ動物医療関係者や飼い主様にこのメッセージが届き、一つでも多くの動物の命が救われ今よりも明るい社会が築かれることを心から願っています。

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!