ワンちゃんに比べるとネコちゃんは体を使って感情表現することが少ない傾向にあります。
でもネコちゃんも体のあちこちを使って飼い主に気持ちを伝えようとしてくれています。代表的なものに尻尾がありますが、今日は少しマイナーなヒゲについて☆
目次
ネコのヒゲ
ヒゲというと両頬に生えているのをイメージされると思いますが、実はヒゲはそれだけではありません。
こちらの写真のように人でいうと眉毛に当たる目の上や頬の中間、顎の下にも同じように硬くて長い毛が数本伸びています。
ヒゲはレーダー
これは有名ですよね。ヒゲのそのものには感覚はありませんが付け根に通っている神経が周囲の状況を把握して、ネコに色々な情報を与えてくれます。
例えば狭い路地に入り込むとき、ヒゲを横にピンと張って自分が通れる幅があるかを判断しています。
また暗闇の中でも空気の流れを感じ取ることで周囲ある障害物や動くものを把握していると言われています。
ヒゲは感情とリンクする
ダラっと垂れている
リラックス状態と言われています。良好な関係を築けている家のネコちゃんは基本この状態のはずです。
この子は怒ったような顔をしていますがリラックス状態であることがわかりますね。
上を向いている
よく10時10分の向きと表現されます。これは嬉しい時や褒められた時と言われています。テンションが上がればヒゲも上がるという感じですね☆
前を向いている
前方に注意を向けて、そちらの情報を得ようとしている時です。その方向に何か興味を引くもの(美味しそうな食べ物・気になる音)がある場合ですね。
この写真のように目線と同じ方向を向くことになります。感情としては興味のようなポジティブなものから警戒といったネガティブなものまで含んでいます。
後ろにピタッとついている
これは恐怖の時によく見られます。前方にヒゲを向けて情報を集めた結果、それが恐いものだったり、危険なものだったりするとヒゲが後方に下がります。
入院中の猫ちゃんの多くはこの状態にあります。この写真の猫ちゃんは舌も出していることから緊張度は高いと考えられます。
食事中は感情に関係なくこの向きとも言われていますね。これは家ネコちゃんの特徴でお皿にヒゲが当たらないように閉まっているのだと思います。
まとめ
いかがでしたか。普段ヒゲに注目する飼い主様は少ないと思います。普段とても可愛がっていても、目の上にヒゲがあるなんてと驚かれる飼い主様も意外と多いです。
注意して見ないと時として存在すら気づかないことだってあります。