腫瘍って何? 普通の出来物と何が違うの? どこから来るの? 原因は? 

腫瘍という言葉はよく聞かれると思いますが、皆さんは腫瘍ってどんな物だと思いますか。

飼い主
悪いもの。
飼い主
体を蝕むもの。
飼い主
怖いもの。

とにかくマイナスイメージはお持ちだとは思いますが、正確に腫瘍の定義をご存知の方は少ないかもしれません。

腫瘍の定義

組織、細胞が生体内の制御に反して自律的に過剰に増殖することによってできる組織塊のこと。

こちらはWikipediaからの引用になりますが、わかりやすくいうと

近藤
増えなくてもいい場所・増えなくていいタイミングで勝手に増える細胞の塊

と言ったところでしょうか。ちなみに腫瘍という塊を作る細胞一つ一つを腫瘍細胞と言います。

増えなくてもいいとはどういうことか。これを説明するには、増える必要のある場合からお話しするとわかりやすいと思います。

例えば、皮膚の表面を擦りむいてしまった時。体は、擦りむいたことで失われた皮膚の細胞を増やすために、その部分の細胞を増殖させます。

そして細胞が補われ元通りになると今度はその部分での増殖を止めます。

近藤
このように増えて欲しい場所・タイミングで増えてもらい、そうじゃない場合は増えないようにコントロールをしているわけなんですね。

このコントロールが効かなくなったものが腫瘍細胞です。擦りむいていない皮膚で頼んでもいないのに勝手に増え始めるわけです。失った細胞がないのに増えられると当然その部分は盛り上がってきますよね。

これが目に見えた腫瘍細胞の塊、腫瘍というわけです。

普通の出来物と何が違うの?

例えばニキビなどのような出来物は、一見すると皮膚が盛り上がっていて腫瘍のように見えるかもしれません。

でもあれは、毛穴の出口が塞がって中に皮脂が溜まり盛り上がっているだけだったり、菌が入ってそれを撃退するためにその場所に細胞が集まって腫れているだけなんです。

近藤
細胞自体は増えていなかったり、増えていたとしても必要だから増えているというのが腫瘍細胞との違いになります。

どこから来るの?

腫瘍細胞は、細菌やウイルスなどの病原体のように外からやって来る訳ではありません。

近藤
他でもない、私達の体内からやってきます。元は僕たちの体を構成してくれていた正常な細胞なんです。

原因は?

なぜ、その正常だった細胞が、今までコントロールの効いていた細胞が腫瘍細胞になってしまうのか。

これには色々原因があり、多くの要因が重なっていると言われています。

原因として取り上げられているのが、発ガン物質紫外線感染症電磁波などで、これらによって細胞のもつ遺伝子(増え方マニュアルのようなもの)が傷つくことによるといわれています。

ちなみに、このような変化は日常的に起こっていると言われています。今こうしている間にも皆様の体には腫瘍細胞が作られているんですね。(10個位は腫瘍細胞が存在しているそうです。

でも免疫といわれる、体の異常を察知して正常に戻すシステムがしっかり働いていれば、腫瘍という塊を作る前に腫瘍細胞を排除できるので、腫瘍形成には至らないということなんです。

この免疫の働きは年齢とともに落ちてきます。高齢で腫瘍が増えて来るのはこの為です。また、免疫力アップが腫瘍対策といわれているのもこの為なんです。

まとめ

今日は腫瘍というものについてお話ししました。漠然とは知っているけど本当は何なのかわからないという声をよく聞きます。

やっぱり私の認識で合っていたんだという確認や、知らなかったそういう事だったのか!という気付きになれれば幸いです。

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